何が何だか

http://hankatoo.blog101.fc2.com/

秋の朝早く

岡潔「春宵十話」を読んだ。
かなり好みです。
ただ、昔からの日本の情緒がそんなにいいものであるのなら、なぜ先の大戦のでたらめがまかり通ったのか、説明がつかないように思う。「軍国主義だけを除いて」云々という文章があったが、それだけを除くことが果たして可能なのか。一緒くた、あるいは同じ共通の根を持っていた可能性があったのではないか。
というところだけひっかかったが、全体としてはたいへん面白く読んだ。短文を集めたものだったので、ぼーっとしている私にもどうにか読み終えられた。本は、これでなくてはいけない。長いのはうんざりしてしまう。他の本もむりやり長引かせてページ数を稼ぐのは止めてもらいたい、と、自分の集中力のなさなど蹴飛ばして、声を大にする。

芸術と数学が同じようなものである(みたいなこと)という部分から、高校時代の音楽の教師を思い出した。全国大会での上位常連校だったわが母校の合唱部の顧問であったが、3年生用の数学の実力テストの問題はだいたい解けると言っていた。一応受験校だったから、どこから出るかわからぬそれなりに難しい問題である。だいたい解けなかった私より、だいぶ数学ができたということになる。

しかし、結局は、論理でつめられるところと価値観の問題となってしまうところとを、どう折り合いをつけるかということ、あと、どう食べていくかという経済の問題が大きくひっからまって、世界の様々な厄介ごとが解決できぬままになってしまうのだろう。何をいってんだか。

DSC00944_1.jpg

DSC00950_1.jpg
オオケタデ(オオベニタデ)。
田に水がとられる間だけ干上がるこの池にも、水が戻ってきつつある。



FC2Ad